看護師が、看護師資格以外で取得しておくといい資格がいくつかあります。
代表的なものは、認定看護師です。認定看護師とは、日本看護協会が定めた19分野の専門的分野の資格で、取得には、看護師の実務経験が5年以上であることと、認定看護分野における実務研修が3年は必要で、その後認定看護師の教育機関で800時間程度の教育を受け、審査を受け認定証の交付と登録でなる事が出来る資格です。この資格は5年ごとに更新が必要です。同様の受験資格を持ち、それ以外にいくつかの要件を満たしていると、書類審査と筆記試験で認定看護管理者を名乗ることが出来ます。これは、保健医療福祉に貢献することを目的に作られたものです。
他にも専門看護師というものがあります。専門看護師とは、特定の13分野の専門知識や技術を持っている看護師のことをいいます。専門学校などで26単位から38単位を取得し、同じように実務経験が5年以上(うち3年が専門分野)あり、書類審査と筆記試験を経て、認定証の交付と登録によってなることが出来ます。この資格も5年ごとの更新が必要です。
また介護分野で役に立つのがケアマネージャーの資格です。実務経験が5年以上あり、業務に900日以上従事していることが受検資格で、介護の専門実務研修を受講試験を経て、15日の講義と3日の実務研修を受けることで取得出来ます。この資格も5年ごとの更新が必要です。他にもカウンセラーや助産師も、転職に有利な資格と言えるでしょう。看護師資格以外で、自分が興味のある分野の資格は積極的に取得すると、将来的に役に立ちます。